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もつ鍋が好まれている地域

福岡県福岡市から始まったモツ鍋ですが、現在では全国的に愛されている鍋の一つです。

その他にも扱う肉や材料、道具などを変えた色々な種類の鍋が全国にはあります。

 

これはモツ鍋が一般大衆に受け入れられてその土地の特徴を加えて、独自の文化に発展し郷土料理と姿を変えたものもある事から全国的にモツ鍋が人気鍋料理の一つとなった理由に挙げられるでしょう。

 

下町料理として一般家庭の食卓に並べられる東京の『モツ煮料理』。

北海道の馬を素材に使った『なんこ鍋』。

中部地方の八丁味噌で煮込んだ「土手煮」。

山梨県ではB1グランプリで有名な『甲府鳥もつ煮』等が挙げられます。

また、沖縄にも伝統的な琉球料理として慶事や正月の時に出される『中身汁』等というモツ煮料理が存在します。

 

全国的に見れば鍋料理としてよりも煮込み料理の方がその土地の文化として根付いている事が窺えます。

福岡と北海道でのモツ鍋誕生の理由をみると、モツ鍋料理とはその時代背景と歴史を鑑みると炭鉱夫達の生活の知恵の産物とも言えますね。

 

また、モツ鍋料理は日本だけのものではなく、アフリカ系アメリカ人のソウルフード『チタリングス』、フランス・ノルマンディー地方の郷土料理『カン風トリップ』等と言った、日本国外でもやはり大衆料理、郷土料理として世界中に伝統食としてモツを扱った煮込み、鍋料理が存在しています。

国は違えど、食べ物としてのモツが愛されている理由は、やはり安価で栄養が豊富というのが第一として挙げられています。

 

また、エスキモー等過酷な環境で生活する民族には高たんぱくで栄養価の高い食べ物として生き抜く為の食材とされています。

モツ鍋の起源

福岡発祥と言われるモツ鍋ですが、起源は終戦後間もない頃に、炭鉱夫として働いていた朝鮮半島の人々がホルモンをニラと一緒にアルミ鍋で炊いて醤油味で味付けして食べていた事がルーツと言われています。

1960年代には唐辛子をごま油で炒めてからモツを入れ、味付け用調味料とネギを一緒に入れてすき焼き風に食べられる様になりました。

元々は炭鉱で働く朝鮮の人達が作り始めたものが『ホルモン鍋』と呼ばれるものです。

もつ鍋引き

なぜ材料にモツ・ホルモンを利用したかと言うと、ホルモンと言う言葉は関西弁で「放るもん」、捨てるものと言う言葉から来ていました。

その由来通り、動物の内臓は本来食材には使えない必要のない部位として扱われていた背景があり、食材とは考えられていませんでした。

諸説は色々とありますが、戦後の食糧難で食べるものが何もなかった頃の時代背景を考えるとこうして食べ物としての利用を考え出されたのも頷けますね。

 

今でこそ希少品として高級食材として扱われているマグロの『トロ』の部分もかつてはこのように食材として見なされておらず、廃棄される食材でした。

このようにモツ鍋は今でこそメジャーな鍋料理として様々な食材を利用する事もある全国でも一般的な鍋として知られていますが、かつては食べ物として扱われなかった部位を当時の時代背景や貧しい人達の生活の糧として生み出された創作料理だったのです。

刺身やナマモノを扱った料理を主食にしているアジア圏の人達だからこそ生まれたとも言えます。